就職活動ファッション基礎編

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Q.リクルートスーツはいつ頃できたのですか?

Anser.

リクルートスーツが現在の形になった時期はいくつか考えられます。また、時代の中で様々な変化を遂げています。

1.バブル初期:1982〜5年ごろ:
いわゆる女子大生ブーム(オールナイトフジ等)がやって来たのがこの頃です。そして、仕事の世界に女性が大きく進出してきたのもこの頃です。
またハマトラなどトラッドベースのコンサバ系が流行ったりもしているので、就職活動にベーシックなスーツと言うのはこの頃からかもしれません。

2.1990年ごろ:
その当時流行したトレンディードラマなどで鈴木保奈美や浅野ゆう子が紺ブレを流行させました。就職活動はその当時から紺のブレザースーツが増えたような気がします。

3.1994年ごろ:
バブルがはじけ、経済が縮小傾向に陥り、学生側が真剣に面接のテクニックやファッションの研究をはじめたため、ファッションが均一化してきた。

4.2000年ごろ:
景気の回復も思うようにいかず、就職氷河期と言われてから数年経過。以前にもまして、就職のための戦略的自己改造が必要となってきた。ファッションの面では、より洗練されるとともに、スーツの低価格化が進む。

以上のことからも、いまの形になったは、最近であることがわかります。
しかし、学卒の女性の大半が就職活動をするようになったこと自体がここ20年ぐらいのことなので、うなずけるでしょう。

もちろんそれ以前から就職活動に紺などのスーツを用いることは普通だったようです。
そのルーツを遡って見ると、男性が紺のスーツを着て就職活動をするのは、戦後から一般的だったようで、 社会進出をはじめた女子学生が、男性を真似て紺のスカートスーツを、活動用に用いたのは必然だったかもしれません。

また以前は今と違って、多くの女子大で制服があり(着用率は低かったようだ)、その当時の女子学生は制服で就職活動をするのが当たり前だったようです。
女子大などで制服から私服になる過渡期で、制服代わりに紺のブレザースーツを就職活動用に買う人が出てきたことも考えられます。

リクルートスーツと言う言葉が使われるようになったのは、ここ最近のようですがはっきりとはしません。
しかし言葉として一般的になったのは、ここ15年ではないでしょうか。
それはバブル期に青田買い等でいくつ内定が貰えるかを10だ20だと騒いでいた当時、就職活動自体がトレンドとして存在していたからです。(映画にもなったくらい)
就職活動がファッショナブルにリクルート活動と横文字になったのはこの頃からです。すなわちリクルートスーツは、リクルート活動と言う言葉が一般化して出てきた言葉と考えられます。

注意:質問に対する解答は、すべての人に当てはまるものとは限りませんので、あらかじめご了承ください。

 

Q.就職活動にワンピーススーツというのはダメなのでしょうか。

Anser.

就職ファッションに求められるのは、知的、行動的、清潔感、誠実さなどですが、ワンピースはフェミニン(女性らしさ)な面が強調されるアイテムであるため、就職活動では不利なようです。
やはり就職活動には、ジャケット+スカート+ブラウスのパターンが、バランス的に見ても良いでしょう。
ワンピースと対極をなすのが、パンツスーツです。
パンツのコーディネートは、ワンピースとは逆に、マニッシュ(男性的)な面が強調されます。

注意:質問に対する解答は、すべての人に当てはまるものとは限りませんので、あらかじめご了承ください。

 

Q.7分袖スーツはリクルートスーツにはいけないですか?

Anser.

7分袖スーツは、就職活動ではあまりオススメしていません。理由は簡単です。それは、「どんなに暑い時期でも、面接官は長袖のスーツを着て面接をしているから。」です。

リクルートファッションの基本は、相手に不快感を与えず、かつ、相手を尊重したファッションです。

だからといって7分袖スーツを全面否定するわけではありません。
化粧品や一部サービス業では、ドレスコードが柔らかい会社がたくさんあります。
特に制服が7分だったりすればあまり問われないかもしれません。

しかし、やっぱり7分袖スーツを着て面接をする人は殆んどいないかと思われ、良くも悪くも目立ってしまいます。
なんでこのスーツを着て面接を受けているのかを、自分ではっきり認識し、「なぜ、そのスーツを着てきたのですか?」と言う質問に対して、即答できるよう準備をしておく必要があります。
それにしっかり答えられれば、7分袖スーツは個性もあり大きなプラスになるでしょう。

注意:質問に対する解答は、すべての人に当てはまるものとは限りませんので、あらかじめご了承ください。
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